給気口は人体に悪影響を及ぼす「シックハウス症」対策として24時間外気を取り入れて空気の入れ替えをする換気システムです。
住宅建材などから発生するホルムアルデヒドなどの有害物質は、人体に悪影響を及ぼすと考えられています。
この有害物質は家具や建具、建築資材などから室内に少しずつ放散されていくものです。
ホルムアルデヒドに汚染された室内にいることで、目や鼻・呼吸器などに刺激を与え、結膜炎や皮膚炎など数多くの疾患の原因になります。
また、高い濃度になると、最悪の場合は呼吸困難などをを引き起こす可能性もあります。
このようはシックハウス症の対策に、建築基準法が改正され給気口の設置が義務付けられたのです。
給気口を設置することにより、室内の空気を外に逃がして、外気を室内に取り入れるという空気の循環を図ります。
また、給気口にはフィルターを取り付けないと有害物質が室内に進入してしまう為、給気口の役割を果たすことができません。
室内の有害な物質を室外に放出して、外気の奇麗な空気だけを室内に取り入れる。
その循環をスムーズにするために、給気口とフィルターはワンセットであるということを視野に入れて頂きたいと思います。